去る2月21日、女性と女児の社会的地位向上を目指して活動する奉仕団体・国際ソロプチミスト福山の主催により、「教育公演―雅楽福山特別公演」が開催されました。同団体は、これまでに能・狂言・文楽のワークショップを実施され、福山市における芸術文化振興と、市民の文化享受機会の拡充を目的に文化事業を展開されています。
本公演は、社会貢献・教育的意義を重視して入場無料で実施され、募集開始直後から学生団体や文化連盟など多くの応募があり、当日は約1,500名の来場者があり、大盛況でした。また、外国人留学生の招待などを通じ、国際文化交流の促進にも寄与しました。
リーデンローズ大ホールの優れた音響のもと、元宮内庁楽部首席楽長・安齋省吾師および重要無形文化財保持者の先生方による格調高く芸術性豊かな雅楽演奏が披露され、多くの来場者から非常に高い評価をいただきました。
開催概要
会 場:ふくやま芸術文化ホール・リーデンローズ 大ホール
日 時:令和8年2月21日(土)16:00~18:00
来場者:約1,500名(1・2階席ほぼ満席)
演 奏: 公益社団法人北之台雅楽アンサンブル
特別出演:安齋省吾(元宮内庁楽部首席楽長)
大窪貞夫(重要無形文化財保持者)
久恒壮太郎(重要無形文化財保持者)
公演内容
第一部:楽器紹介/管絃「平調音取」「越殿楽」「陪臚」
第二部:舞楽「五節の舞」「青海波」、右方「抜頭」
反響
アンケートでは「第一部(管絃)は、楽器の解説が分かりやすく、初心者でも理解しやすかった」との声が多く、笙や篳篥など雅楽特有の音色の美しさや、日本の伝統文化としての価値に感動したという意見が多く見られ、パンフレットを見ながら聴くことで理解が深まったとの評価もありました。また、中国唐代の音楽を日本が伝承していることへの感慨を述べる意見もありました。
第二部(舞楽)では、舞と音楽の調和に加え、「五節の舞」「青海波」の華やかな装束、整った所作と力感あふれる「抜頭」が披露され、来場者から高く評価されました。
ゆったりとした時間感覚やユニゾンの美しさ、歴史ある芸能を若い演者が継承している点にも感動の声が多くありました。
普段触れる機会の少ない雅楽を生で体験できたことへの感謝や、日本文化の素晴らしさを再認識したという声が多く、楽器や装束の展示、若い世代(特に子ども)への普及を望む意見もありました。